知ってる?甘木絞り
2017年3月14日先日、若い青年が熱い思いを持って蝶和に来られました。
話を聞くと彼は今、伝統工芸「甘木絞り」を復活させたいという思いがあり
再興プロジェクトの立案者として活動されています。
〝甘木絞り〟ってご存知ですか?
江戸時代に始まったとされる「甘木絞り」。
昭和初期頃まで朝倉の郷土産業として栄え、明治10年頃には
全国一の絞り生産量を誇るほどでした。
しかし、農業恐慌の影響で生産されなくなってから半世紀以上が経ち、
人々の記憶の中から失われつつあります。
甘木絞り保存会では、甘木絞りのもつ素晴らしさや、
携わった人々の手仕事の暖かみと巧みさを広く伝えるため活動しています。
甘木絞りの特徴
甘木絞りは幾何学模様ではなく何かのモチーフをデザインした
絵画的なものが主流です。
過去の代表的なデザインは「城郭文様」「松に鷹」などになります。
久留米絣と、相互に影響し合った結果だと考えられております。
失われつつある伝統を復活させ、朝倉の活性化を願う彼の話を聞き、
私たちも何か出来ればという思いで応援していきたいと思っています。
この甘木絞りを沢山の方々に知っていただくために
3月18日(土)・19日(日) 蝶和にて「甘木絞り再興プロジェクト」の立案者
西村さんが来られて展示説明会を行います。
是非ご来店のうえ、甘木の伝統に触れ、再興を一緒に応援しましょう!!